スーパーのレジならぶの
10分なんか当たり前だし何なら30分
あったりする日もあって
今日も混んでた
こんだけ月日が経っても
アクリル板の存在を忘れて
キャップのつばの距離感を計れず
お辞儀しちゃうから
コンコンコンコンなるあたし(苦笑)
コンコンなるあたしの前の人が
サンドイッチを返そうか
サンマの塩焼きを返そうか
お金が足りなくて
どっちか返せば間に合うらしくて
ポイントカードに残高あるんだけど
その残高は月末に使いたいから
いま
いま現金で払えるってなったら
瀬戸際の
サンドイッチかサンマか
切実だ
だって
お昼に食べたいサンドイッチ
夜に食べたいサンマ
の、どっちかをあきらめなければ・・・
あきらめるって辛(つら)いから
だけどなんか
みんなイライラしてて
レジの人もポイント使うの推してて
ならんでる人の中でも怒る人いて
いかにも
混み具合いを感じとれず
自分の都合と事情を語り出すとゆう
わきまえない言動をしてしまう当人も
良くはないのだが
その光景の切なさたるや
胸が傷むばかりだった
明日は我が身
我がお金、我が体、我が心、と
我が身に
枯れゆく白い彼岸花もまた美し
故郷(もりおか)では
母方の祖父の法事がとり行われた
幼少期の兄とあたしを育ててくれた祖父
・・・十四回忌かぁ
思えば
祖父が天に召されほどなくして
あたしはトーキョーに移り住んだから
そーかー14年が経つんだな
いやぁなんかもう30年ぐらい
そのぐらい経った感じするなぁ
なんなんだろね時空間って
盛岡は秋晴れで紅葉も真っ盛り
法事のこと身内のこと電話で聞いて
トーキョーで聞いて
一丁前に紅くなった桜の落葉に
故郷の紅葉を想いながら撮る
スーパーで迷った人は
結局サンドイッチを返していた
一連の行き来の中でせめてわずかでも
誰かに何かに
愛があれば救われただろうに
無惨きわまりなく置かれるサンドイッチは
ただ無機質にそこにあって
次の方どーぞ
あたしは次の方としてアクリル板に
キャップのつば何回もぶつけながら
物を買う作業に流れゆく
おもむろな土曜日だった
何が忙しいってわけでもないのに
火曜日になっちゃって
あれだな
アイロンウィークだからさ(苦笑)
蒸気でアイマスクやったまま寝てて
口も鼻も目もマスクして
(苦笑)したってね
(* ̄∇ ̄)ノ👳
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